最近、YouTubeでクリスマス・ホリデーものを検索していてみつけた『ザ・ローレンス・ウェルク・ショー(The Lawrence Welk Show)』のハワイもの。

1956年、ユナイテッド航空(United Airlines)、ディック・デイル(Dick Dale、ギターで有名なDick Daleとは別) & アリス・ロン(Alice Lon)のデュエットで『Holiday in Hawaii』。ハワイ・ロケではなくスタジオ撮りです。ハワイ関連アンティーク物コレクターにおなじみのポスターもバックに。



1959年、ロイヤル・ハワイアン・ホテルから中継。航空会社は不明ですが、番組初期のスポンサーだったダッジ(Dodge )の1960年新型車の宣伝はばっちりと。憧れの南の島、ハワイらしくダイヤモンドヘッドをバックに。曲は、1900年代前半、ヘンリー・カリイマイ(Henry Kaliimai)の曲『On The Beach at Waikiki (Honi Kaua Wikiwiki)』



1972年、今回の旅は、ウエスタン航空(Western Airlines、1980年代後半にデルタが買収)がスポンサー、ホテルは、シェラトン・ワイキキです。こちらも曲は、『On The Beach at Waikiki (Honi Kaua Wikiwiki) 』。こういうコマーシャル感たっぷりなのって、後でふり返ってみると時代の変遷を感じるので大好きです。ローレンス・ウェルク氏の「ホノルル」の発音もかなり米本土のひと的。ムームーやアロハが、かなり派手め。わたしが、ハワイに初めて訪れたのは、この2年後ですが、やっぱりちょっとサイケな派手めのムームー買ってもらいました。



このショーでおなじみのタップダンサー、アーサー・ダンカン(Arthur Duncan)の『Drifting & Dreaming』。



『ザ・ローレンス・ウェルク・ショー』、ローレンス・ウェルクの音楽は、日本でもわたしの親世代のムードミュージックの流行とともに紹介されていたようですが、番組はあまりなじみがないかもしれません。

アコーディオン奏者でバンドリーダーでもあるローレンス・ウェルク氏がホストをつとめ、1951年から1982年まで、ABC系列で放送。ごく普通の大多数のアメリカ人を対象とした、アメリカのいい時代を感じさせるようなミュージック・ショーで、どことなく『シャボン玉ホリデー』なども思い出させるのです(実際にシャボン玉とんでます)。パロディーものもあるぐらいで、いまの若い世代は別として、同年代、それ以上の人たちにはおなじみ。

どこで生活するにおいてもそうだと思うのですが、人とのコミュニケーションって、言葉だけではなく、共有体験などが大きな割合を占めたりするものです。そういったこともあり、10年ちょっと前、ハワイに引っ越した当初、ケーブルTVの懐かしドラマチャンネルや図書館からのビデオ・レンタルでこんな感じのTV番組を頻繁に視ていたのです。

全制覇していた訳ではなかったので、ハワイもの、見逃していました。時代ごとのハワイ感がみられ、航空会社やホテルとのタイアップも、また興味深かったりします。

ここにあげたものは、ハワイものなので、ローレンス・ウェルクさん、自らシャンパン・ミュージックと呼ぶ「そのもの」というではないのですが、「らしさ」はでていると思います。

こちらは初期クロージング・ソング。ローレンス・ウェルク楽団のミュージックのようなビッグバンド系で、アコーディオン、ハモンドオルガン、ヴィブラフォン、シロフォンが効いていてエレキギターもちょっと絡んでいるような音楽は、幼少の頃を思い出すせいなのか、定期的に聴きたくなるし、ハッピーな気分になれるのですよね。



(投稿:日本 2009年12月24日、ハワイ 12月23日)


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