ピテカン(クラブ、ピテカントロプスエレクトス)を思い出したり、『東京大学「80年代地下文化論」講義 (白夜ライブラリー002)』読んで(この本自体、ピテカンなどの思い出をきっかけに手にとったのですが)、MELON、中西俊夫さんをぬきにして語ることはできません、などと思っていたところ、最近かなり気になるイベントが。

DictionaryとURBAN RESEARCHのコラボ企画「URBAN RESEARCH LOUNGE」のART SHOOLというもので3月11日に予定されているものなのですが、講師は中西俊夫さんが講師をされ桑原茂一さんが進行プロデュース。先日、CLUB KINGのサイトと目にして、あぁ行きたい!でもまたいけないなぁなどと少しショゲてたのですが、USTREAMにて映像配信予定もあるそうなので、とっても楽しみです。

MELONといえば、この曲『SERIOUS JAPANESE』!1985年、いまから20年以上も前なのに、やっぱりかっこいいです。

MELON -SERIOUS JAPANESE (LIVE) 作詞:中西俊夫さん、佐藤千賀子さん、作曲:MELON



この映像は、当時から音楽関係には新しいものも紹介してくれていたNHKの「MUSIC WAVE」で放送されたMELONのライブ。
『「80年代地下文化論」講義』にも中西俊夫さんのお名前はひんぱんに出てくるのですが、MELONほんとにまったく新しいサウンド、音だけではなくコンセプトも。このあたりは、何度も書いてるカセットマガジンTRAの活動などもそうなのです。イギリスでもレコードは発売され、その後数カ国で。このライブ、もちろんなのですが、PVがとってもかっこよかった(こちらでご覧いただけます)。

メロンのメンバーは、中西俊夫さん、佐藤チカさん、屋敷豪太さん、工藤昌之さん(中西さんとチカさんは元プラスティックス、そのうち書きます)。佐藤チカさんはスタイリストとしても活躍なさっていて、ご自身当時かなり斬新な感じで和服やシャネルスーツを。よくananなんかにも登場。

ピテカンやメロンに関しては、こちらの映像「街伝説 原宿(桑原茂一さん)」ご覧になっていただけるとよくわかるかと。ケンタッキー・フライドチキンの骨w。知りませんでしたけど。




MELON、再び聴いてみて、あらためていいなぁと思ったのがアルバム『DEEP CUT』収録の『Hard Core Hawaiian~Hawaiian Break』(1987年)、DEF JAMのミックス。ピテカンでTRAでMELONでハワイですから。

MELON_ Hard Core Hawaiian~Hawaiian Break


別ユニットとしていたウォーターメロン、エキゾチカなサウンドがかなり好きでした。マーティン・デニーとの出会い、もとはといえばダイレクトにはウォーターメロンですね(細野さんあたりの影響もありますけど)。それ以前にはちょっと別な感じで流行っていたトロピカルサウンド、ワールド・ミュージックなどの流れの走り的でもあったのではと思います。

こちら2005年、最近のライブイベントですが、いい感じに当時のまま。曲は『Quiet Village』。



MELON、TRAなどで聴き始めたのは、レコードデビューする前。いまでもTRAの第1号で耳にしたサウンドは忘れません。藤原ヒロシさんのミックスなんかも入ってたのでした。もうそういったときから25年近くたったんですね。それにもちょっとびっくりです。こちらはTRA第2号より。




(投稿:日本 2010年3月2日、ハワイ 3月1日)


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