きょう、午後のひとときに聴きたいなぁと思って何となくチョイスしたザ・ピーナッツの『スクスク』、歌詞の一節が気になりだしてしまったことをきっかけに、「スクスク」って何だろうなどいろいろ気になりだしてしまいました。よい機会だからちょっと調べてみることに。(基本的な情報はWikipedia:スク・スクより)



日本語詞:音羽たかし 原曲:Taratenos Rojas-F.Bonitay.A.Ferreri(ボリビア)
編曲:宮川 泰 演奏:キング・シンフォネット
台詞:スマイリー小原

 「Come on doin' SUCU SUCU~」

 ヤーイ、ヤイ、ヤイ
 みんな好き
 スクスクのリズム
 ア、ヤイヤイヤイ
 スクスクのおどり

 どこからきたやらスクスクのリズム
 世界中どこでもスクスクばやり

 一度おぼえたらもうやめられぬ (←※この一節が気になりだしたきっかけ)
 麻薬によく似た、スクスクの味

 「エクスキューズ・ミー」(ザ・ピーナッツ:P)
 「Ye~s, Peanuts」(スマイリー小原)
 「スクスクって一体なんなの」(P)
 「It's very simple. You must feel yourself」
 「ふーん、体で感じなきゃダメなのね」 
 「You're right. Come on doin' sucu sucu」

 やっとわかってきたわ
 なんとまぁふしぎ
 雲をふむようなスクスクの気持ち


「一度おぼえたらもうやめられぬ」、「麻薬によく似た」という表現がいまではちょっとありえない感じですよね。まったくもって気にせずに使った表現なのでしょうが(そこがまた時代です)、そうして気にすると他の表現もつなげて気になってしまったり :D その後、あたらしめのヴァージョンでは「なんともいえないスクスクの味」となっているようです。

ザ・ピーナッツとスマイリー小原(Smily Ohara)さんのかけ合いもいいですよね。スマイリー小原さん、あらためてかっこいいなぁと。

当時、日本の音楽業界、とくにナベプロは「スクスク」(リズム)をドドンパやパチャンガともに三大リズムとして打ち出していくという意向があり、ザ・ピーナッツのシングル『スクスク』にも「スマイリー流スクスクの基本ステップ図解」というものがのっていたり、音楽雑誌とともにブームの仕掛けを図ってとか。こちらでステップをみることができます。

『スクスク』、楽しくてすてきな曲ですよね。調べているうちにもっと好きになってきました。「やっとわかってきたわ...スクスクの気持ち」という感じです。

ヨーロッパ中心にヒットしたようですが、さまざまな国でカヴァーされた『スクスク』、ほかのヴァージョンも聴いてみました。数がとっても多いので、その中からいくつか。

Nina & Frederik - Sucu Sucu(1961年)
ニナ&フレデリックはデンマークのデュオ。「スクスクって何?」のかけ合いもあり。このヴァージョンをベースにしているカヴァーが多いようです。



潘迪華(レベッカ・パン) - Sucu Sucu 甜甜蜜蜜 (196x年)
香港の女優・歌手のレベッカ・パンさんもカヴァーしていました。この方はほかにもさまざまなポップスや外国曲をカヴァー。(潘迪華(レベッカ・パン)



Alberto Cortez- Sucu Sucu (1963年)
アルゼンチンのシンガーです。オルガンとハンドクラップがいいですね。



Tono Quirazco - Sucu Sucu
トーニョ・キラスコにによるスカ・ヴァージョン。スカといってもちょっとサーフっぽい感じのエレキギターありで、とってもユニークなアレンジ。



日本では、西田佐知子さん、カテリーナ・ヴァレンティのものもあるのだそうですが。こちらはみつかりませんでした。


(投稿:日本 2010年3月14日、ハワイ 3月13日)


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