今日は、悲しいニュースで一日が。朝一番で目にしたニュースはTwitterでの英国ニュース「The Independent」でのマルコム・マクラーレンの訃報でした。
Music mourns godfather of punk Malcolm McLaren:
http://www.independent.co.uk/news/people/news/malcolm-mclaren-dies-aged-64-1939621.html

セックス・ピストルズ(Sex Pistols)のマネージャーということで知られ、その後もデビュー前のアダム&ジ・アンツ(Adam and the Ants)、そしてバウ・ワウ・ワウ(Bow Wow Wow)なども。

ピストルズの音楽と出会ったのは小学生のころ、ロック誌などでもバンドとしてのストーリーやメンバーのストーリーなどには惹かれていたのですが、そのころはマルコムの存在は知らず(多分書いてあったのでしょうが...)、解散後の他のアーティストのマネージメントあたりから。

ファッションというフィールドでも活躍していたこともあり、「音楽」と「ファッション」もともと切り離せないものですが、それをさらに密にし、トータルで演出していくというコンセプトを打ち出したパイオニア的存在でもあったと思うのです。そういった意味でもマルコムから受けた影響は大きく、いまの自分の成分にはなくてはならないひとでした。

ヴィヴィアン・ウェストウッドとのファッションでの活動、「ワールズ・エンド(World's End)」のHOBOルック(ホーボー)、マルコム・マクラーレン自身のアルバム『Duck Rock』(邦題は『俺がマルコムだ!』でした)、このムーブメントに出会わなかったら、その後アパレルの世界に進み、PRのお仕事などもしてなかっただろうとも。(当時、ホーボー・ルックをしてたわけではないのですが、ファッション、カルチャー、音楽といったつながりとして。ピテカンと同じぐらい。佐藤チカさんもホーボーっぽいスタイリングなどは得意としていたし、マルコムいなかったらメロン (MELON)もなかったんじゃないかとも)ワールド・ミュージック的なものを聴き始めたきっかけでもあったり。

Malcolm McLaren - Buffalo Gals:
この『Buffalo Gals』ではヒップホップ・ファッションはもちろん、80年代のホーボーも。ここ数年のHOBOバッグ流行りでも、どうしてもこのHOBOルックを思い出します。ちょっと違うんですけれど、「HOBO」をファッションにしたということで。



Malcolm McLaren - Double Dutch:
このジャンピングロープの映像はいまみてもかっこよすぎです!ヒップホップ界では定番的ではありますが、モード系ファッション界でもユニフォーム的ファッションが流行ったのもこのころ。



Malcolm McLaren - Punk It Up (I'm A Sex Pistol):
『Punk It Up』をアフリカン・ミュージックとコラボで。オープンチューニングのアフリカン・ギターの音に惹かれ、興味をもったのも。このアルバムがきっかけでした。



Malcolm McLaren - Duck For The Oyster:
スクエアダンスでもおなじみのアメリカン・フォークミュージックである『Duck For The Oyster』。「Hey! Maestro!」



Malcolm McLaren - Soweto:
日本では『真夏のソエト』というタイトルでシングルがリリース。CMにも使われていた大好きな曲!



『真夏のソエト』が使われていたサントリーのCM、カンパリ・ソーダだっけ何だっけと、ずーっと、ほんとに長いこと探し続け、マリンクラブだとわかってからも映像はなかったのですが、5日前にアップされてました!



「100円避暑地、『マリンクラブ』新感覚飲料」色はブルー、グリーン、レッドでペパーミント・スペアミント・カンパリ味。それでカンパリだと思ってたのですね。

Malcolm McLaren - World's Famous:
マルコム、ファッション、そして音楽と、いろいろな意味で「ワールド・フェイマス」だった方です。



マルコム他界のニュースは、ファッション系メディアのニュースでも。
VOGUE.COM(日本):パンクの父、マルコム・マクラーレン死去。
http://www.vogue.co.jp/fashion/news/2010-04/09/malcom
MODE PRESS:セックス・ピストルズの元マネージャー、マルコム・マクラーレンさん死去
http://www.afpbb.com/fashion/5587227

テープが伸びきってしまうぐらいウォークマンで聴いていたのに購入しなかったのが悔やまれる『Duck Rock』、iPod文化になってからはすぐにiTunesで数曲購入したりしたんですけど、せめてCD時代には購入しておくべきでした。その後の『Buffalo Gals Back to Skool』なんかもあるのですけれど、あの時の衝撃をそのままに『Duck Rock』で味わいたいです。

(投稿: 日本 4月9日、ハワイ4月8日) 


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