こどもの頃から気になっていた「サンちゃん」(三和銀行、初期いぬキャラ)貯金箱(陶器製)、ただいま、譲りうけたいと打診中。引越しから約1ヵ月半たち、荷物整理もようやく落ち着いてきたということもあり、今週末実家に帰ったときに、譲渡の交渉したのですが、成立せず。思えば、この「サンちゃん」物心ついたときからずっとわが家にはいたのですが、ステレオの上、ピアノの上など、「おこさまの手に触れない場所」のような特等席にいつも鎮座していたのです。よほど思い入れがあるのでしょう(わたしとしては、代替わりをしていただき、いくいくはこどもに託したいというような気持ちもあるので、今後も交渉)。

三和銀行、いくつかの合併を経て現在は、三菱東京UFJ銀行となっていますが、サンちゃん時代から始まり、スヌーピーなども含め、キャラクターにずっと犬。

その中で、わたしでのイメージNo.1はやはり、手塚治虫さんによるデザイン、そして漫画、アニメもあった「ワンサくん」。「ワンサ」は「三和」の逆読み。
アニメの「ワンサくん」はいつも視ていたものでした。わたしの中ではかなり印象に残っているアニメなのですが、今回、改めて調べてみたところ、全放送回数が思っていたより少なく、1973年4月2日から9月24日まで、と意外と短かったのですね。

短い放送期間ながらも心に残っているのは、ミュージカル仕立てでひじょうに多くの歌が盛り込まれていたり、かなりこったつくりの作品だったからではないかなぁと。

オープニング、エンディングおよび劇中で使われたうたを集めてみました。作曲は、すべて宮川泰さんが手がけてらっしゃるようですね。

オープニング:「ワンサカワンサくん」作詞:山本暎一、作曲:宮川泰、歌:ロイヤルナイツ、シンガーズ・スリー
絵、歌ともにミュージカルを感じさせる楽しい曲。



エンディング:「ピンコラ音頭」作詞:藤川桂介、作曲:宮川泰、歌:ロイヤルナイツ、シンガーズ・スリー
ある時代まで、アニメやこども番組には、音頭はつきものでした。こちらは、歌詞の一部が削除されてしまったなどというようなこともあったのですよね。



7話劇中歌(14話総集編にも):「捨て犬のテーマ」: 作詞:日高仁、作曲:宮川泰、歌:天地総子
「ワンサくん」劇中歌の中で、とっても覚えている歌のひとつ。こどもながらに心にきました。



7話エンディング(14話総集編にも):「ミドリちゃん」作詞:山口あかり、作曲:宮川泰、歌:ホーン・ユキ
ワンサくんのガールフレンド、ミドリちゃんの歌



1話(14話総集編にも):「犬の飼い方おしえます」浪曲:玉川良一、コーラス:シンガーズ・スリー



21話劇中歌:「うらみますまいねらいうち」「明治一代女」作詞:藤田まさと、作曲:大村能章歌:天地総子(オリジナルは豆千代)と「狙いうち」作詞:阿久悠、作曲:都倉俊一、歌:千々松幸子(オリジナルはご存知山本リンダさん)。



「忠犬ハチ公の唄」歌:ミュージカル・アカデミー
作詞がどなたかは、わからなかったのですが、任侠風のアレンジが犬の道を語る一曲。



6話「花咲かメガネの唄」歌も宮川泰のようですね。ちがうのかな



「ワンサくんのママ」作詞:藤川桂介/作曲:宮川泰/編曲:宮川泰/ 歌:堀江美都子
ボッサな感じもあるすてきなアレンジ。ちょっと切ない名曲です。




「ワンサくん」は、旧虫プロ最後の作品だったんですね。手塚治虫先生にとっては、なかなかきびしい時代だったとか。こどもだったので、そういったことはあまり知らず、でしたが。漫画も「てづかまがじんレオ」が廃刊になったため未完結のまま終了と。漫画版って読んだことがないのですが、ストーリーもアニメとは少し異なり、ワンサと仲間達が税務署を襲撃するような展開もあるそうです。今度読んでみようかなと思います。

(投稿:日本 2010年5月16日、ハワイ 5月15日)


にほんブログ村 テレビブログ テレビ番組へ
にほんブログ村
にほんブログ村 音楽ブログ 思い出の曲へ
にほんブログ村

0 コメント