アルバム『ソフトロック・ドラヴィン~恋の246』、きょうのフォーカスとなるアーティストはNOVO!NOVOは、そもそもこのアルバムに導いてくれたグループなのです。初めて聴いた曲は、『この星の上で』。Blip.fmでの出会いで、心打たれ、他の曲も聴いてみたいとAmazonでサーチ、そして、たどりついたのが『ソフトロック・ドラヴィン~恋の246』でした(NOVOのアルバムはCD化されているのですが、このときは曲名しかわからなかったためたどりついたのは、ほんとうにラッキーでした。さきほど調べたら5月30日のことだったようなのですが、何度聴いてもすばらしく、現在にいたる)。

NOVO:この星の上で:作曲/ 作曲/ 編曲:横倉裕



その後、少々調査をしてみたのですが、NOVOは、キーボーディスト、琴奏者、コンポーザー、アレンジャー、プロデューサーであり、セルジオ・メンデスのバックミュージシャンとして活動する、あの横倉裕さん(よこくらゆたか、YUTAKA YOKOKURA)がリードしていたグループだったのですね。
メンバーは藤川あおい(ヴォーカル)、横倉裕(キーボード、ヴォーカル)、大木秀康(ベース)、清水薫(ドラムス)、安井克己(パーカッション)。

横倉裕さん(カルロス・“ユタカ”・デル・ロザイオ(Carlos "Yutaka" Del Rosario)というお名前もあるようです)、日本人として初めてGRPと契約しセルフ・タイトルを発表された方(YouTubeなどではYUTAKA YOKOKURAのソロ曲のコメントには、「この人は日本人なの?ブラジルの音がする!」などと海外の方からのコメントも目にしました)。横倉さんは成蹊高校在学中にセルジオ・メンデス的スタイルのバンドを結成し、1970年第4回ヤマハ・ライトミュージック・コンテストにも出場、部門優勝もはたしているそうです。NOVOは、そんな横倉さんんの初期の活動(解散後、セルジオやデイヴ・グルーシンに師事)。

それにしても、どの曲を聴いてもほんとうにすてきですね!

愛を育てる:作詞:山上路夫、作曲:村井邦彦
こちらは、NOVOのデビュー曲。もともとは、旭化成のイメージソングとして、村井邦彦さんが作曲したものなのですね。
CMヴァージョンでは「愛を育て~る、旭化成~♪」となっているそうです。CMはさがしているのですが、ありませんねぇ。『ソフトロック・ソフトドライヴィン』シリーズにはトワ・エ・モアが歌っているCMヴァージョンがあるそうです。歌詞の感じが『この星の上で』とセットのような感じさえ。



白い森:作詞:西川利行、作曲/ 編曲:横倉裕
朝露~にぬ~れた瞳は、緑の水に輝いて~、白hい~森の中で~みzつ~めたのいつま~でも♪そよ風に吹かれ~てゆ~れた~心は明日の心はバラ色♪楽しそうに踊りながら~流rれる雲と~♪
ちょっと日本語が母語でない方のような感じの歌い方が、またなんともいえなく「感じ」ですよね!!
この曲は、NOVO、第2弾のシングル。こちらのB面が、あの『この星の上で』、どちらも大好きになりました。



もう1曲、すてきな英語曲『You Are The Sea』も収録されています。

You Are The Sea:



先にもちょっと触れましたが、横倉さんはアレンジやプロデュースもいろいろと手がけており、『この星の上で』の英語版カヴァーというものが存在するという情報をライナーノーツでみつけ、さっそく聴いてみました。
藤田朋子:SUMMER WITHOUT YOU(『この星の上で』英語ヴァージョン)
1989年リリースの1stアルバム『THE WOMAN IN ME』から。英語訳詞は、Lani Hall(内容は日本語のものとほぼ同じですねw)



[ソフトロック・ドライヴィン]
魅力の選曲、予想以上にすばらしく感動すら覚える流れ、『ソフトロック・ドライヴィン~恋の246』すばらしいです!コンセプト、そしてたずさわっている方々の姿勢に共感。「はじめに」には「我が国のポピュラー音楽史に於いて…ディレクター、エンジニアの名前が…クレジットされるようになったのは、70年代に入ってからのことで、それ以前は会社的な発想のもと、その殆どが割愛されていまました。その結果…アーティストの再評価は語られたとしても、スタッフの業績を絡めて評論されることは皆無でした。この事は…本シリーズでは楽曲解説、タレント紹介に加え、初の試みとsじて制作担当ディレクター、およびエンジニア名を記載することに固執しました。各曲の制作された現場の雰囲気や当時の文化的潮流をリスナー諸氏がより深く理解するための一助となれば幸いです」とあり、この一文を読んだあと「はいっ、!まさに助けていただいてます!」コメントでも書きたくなりました。(訂正したい箇所、1点みつけてしましましたが)最後には作曲家名鑑などもあり、まさに好きなサウンド、追い求めている情報が、まさに!という名盤です。

さがしている曲、リヴィジットというもの、新たな出会いなど1枚でさまざまな体験があるこの「ソフトロック・ドライヴィン」シリーズ、他にもたくさん。全部で10ぐらいあるのでしょうか、少しづつ聴いていければと思っています。

本日は、昨日の「ソフトロック・ドライヴィン ~恋の246 (アルバム) より アーティストその1:ルートNo.1」からのつづき、そして、つづく…

(投稿:日本 2010年7月12日、ハワイ 7月11日)


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