YouTubeで聴いたNOVOがきっかけでたどりついたアルバム『ソフトロック・ドラヴィン~恋の246』、曲数的にもアーティストとしてフォーカスされているのは、NOVOルートNo.1あたりかなと思うのですが、その他、1、2曲でフィーチャーされているもののもすべてすばらしく、いままでYouTubeなどで聴いて、お気に入りとなったものの所蔵していない曲がいっぱいでしたので曲目リストとともに数曲(いままで書いてきたものとも関連するためリンク多めです)。

1. 恋人の讃歌(ピンキーとキラーズ)
作詞:山上路夫、作・編曲:渋谷毅
セルジオ・メンデス的なボーカルなどのボイス・ワーク、サウンドとしては、「トニー・ハッチからの影響が色濃く表出している」とあるすてきなナンバー。

2. 今夜は最高(タイム5)
作詞:山上路夫、作曲:いずみたく、編曲:渋谷毅
大好きなTIME FIVE!残念ながら、動画なしですが、すばらしいコーラス。タイム・ファイブは、すてきな作品がたくさんあるので、できる限り聴いていきたい人たちなのですが、入手困難なものも多いのですよね。
3. 知らない町で(じゅん&ネネ)
作詞・作曲:田熊早苗、編曲:小谷充
田熊早苗とはネネさんの本名。じゅん&ネネ以前はクッキーズという名で活動していたというのは、この度ライナーノーツ情報で初めて知りました。

4. 泣かないであと5分(坂本博士/森田克子とザ・プリティーズ)
作詞:八坂裕子、作曲:坂本博士、若松正司
坂本博士さん、まったく知らなかったのですが、戦時中の作品など数多いようですね。YouTubeなどにあるものは、そのあたりのワークが中心ですが、歌謡曲&ポップスでもまだまだよいものがありそう。そして、ご自身の歌唱、そして、森田克子とザ・プリティーズのコーラスがすてきです。
5. 適齢期(梓みちよ)
作詞:尾中美千絵、作曲・編曲:森岡賢一郎
とってもおしゃれなボッサなサウンドに、この時期の梓みちよさん特有の歌唱。ユニークな詞、最後の台詞も。こちらも残念ながら動画なし
6. ユー・アー・ザ・シー(ノヴォ)
7. 愛を育てる(同)
8. 白い森(同)
9. この星の上で(同)
NOVOはすでに記しているので略します(ソフトロック・ドライヴィン ~恋の246 (アルバム) その2:NOVO
10. 恋の手ほどき(ルートNo.1)
11. 君は我が胸に(同)
12. 恋の246(同)
13. 愛の世界へ旅立つ二人(同)
14. 大学ノート・サンバ(同)
ルートNo.1も同様(ソフトロック・ドライヴィン ~恋の246 (アルバム) その1:ルートNo.1
15. 太陽の忘れもの(じゅん&ネネ)
作詞:宇佐見千和、作曲:中村裕子、編曲:青木望
1971年第3回ヤマハ作曲コンクールでパンプスが歌って入賞した曲だそうです。
16. 旅立つ朝(あした)(江利チエミ)
以前にも紹介した名曲!ハル・ブレイン(Hal Blaine)のドラム、ジミー・ハスケル(Jimmy Haskell)のアレンジがすばらしく、江利チエミさんの新たな世界を感じる1曲。こちらも以前に紹介しているので、よろしければ「江利チエミ 旅立つ朝」をご参照ください。
17. とてもとても(ペギー葉山)
作詞・作曲:平岡精二、編曲:若松正司
1972年のアルバム『平岡精二を歌う』からの1曲。ペギー葉山さんの魅力は奥深いですね。曲はボサノヴァ的で演奏は平岡精二クインテット。ほかの歌手の方のヴァージョンもいくつかあるそうですが、こちらすばらしいです。
18. たゞそれだけのこと(笠井紀美子)
作詞:なかにし礼、作曲:村井邦彦、編曲:川口真
笠井紀美子さんも、いつかいつかとまだとり上げていない方のおひとりですが(加藤和彦さんの『TODAY』のデュエットや『ガーディニア』でのコーラスで一度少し触れていますが)、とってもかっこいい女性ボーカリストですね。ソウルやクロスオーヴァーな曲がとても似合う方。この曲は、そんな中では、少し歌謡っぽさがあるいままでに聴いたことがない笠井さんな感じで、これまたすてきです。キャンティな方々の作であります。
19. 今夜はとってもいけない娘(泉朱子)
作詞:山川啓介、作曲:いずみたく、編曲:松岡直也
いい子でいるのも疲れた「今夜のわたしはいけない娘」が人生を語る(?)詞、サウンドは相当にかっくい~です。エンディングもすばらしい!
20. 私だけのあなた(江利チエミ)
作詞:永六輔、作曲:中村八大、編曲:筒井広志
せつなくボッサな1曲。ベースの感じが好みに効いてます。歌謡曲的要素とボッサが織り込まれた作品。ちょっとちがったイメージもみられますね。
21. 愛するあした(伊東ゆかり)
作詞:安井かずみ、作曲・編曲:東海林修
もちろん、安井かずみさん作詞ということは、わたしにとって大きいのですが、この時期の伊東ゆかりさんの大好きな1曲です。映画『愛する明日』(タイトル同)のテーマ。学生運動の頃を舞台にした伊東ゆかりさんと松原智恵子さん出演の作品。まだ映画自体は観たことがないので、女子大生な伊東ゆかりさん、今度ゆっくり観賞したいと思っています。


愛するあした/オープニング(抜粋)」(YouTube)も興味深く。
劇中のシーン:



22. 恋人中心世界(小林啓子)
作詞:小平なほみ、作曲・編曲:中村八大
小林啓子さんもすてきな作品が多いですね。この曲も大好きです!「日本のジョーン・バエズとしてカレッジ・コンサートなどで注目を集めた」そうですが、ヤング101のメンバーでもありますね。この曲もとてもヤング101的な感じです。こちらのディレクターである安藤賢次さんはBUZZの『愛と風のように(ケンとメリー)』なども手がけニューミュージック的な世界への足がかりとなるようなものを得意とされてたそうです。


井口典子さん、ヤング101ヴァージョン:『ソフト・ドライヴィン(東芝編)~恋人中心世界』に収録されているのはこちら


23. エキスポメイツ・ショー「愛・花・太陽」より愛(エキスポ・メイツ)
24. 同より太陽(同)
1970年の大阪万博お祭り広場前収録の実況盤からの曲。エキスポ・メイツとは、実際はスクール・メイツのことで万博のためにつくられたグループ名だそうです。ボーカルのサウンド的には、マイク・カープ・コングリゲイションに通ずるものがあるとか。宮間利之さんとニューハード・オーケストラの演奏とともに明るい明日、未来の世界を感じるサウンドです。ニューハード・オーケストラは、ビーバップをビッグ・バンド風に奏でることで知られていますね。このあたりのまとめは、折をみてジャズ系で、とも思ってます。
25. エキスポメイツ・ショーフィナーレ(宮間利之とニューハードオーケストラ)

[ソフトロック・ドライヴィン ~恋の246 関連]
ソフトロック・ドライヴィン ~恋の246 (アルバム) その1:ルートNo.1
ソフトロック・ドライヴィン ~恋の246 (アルバム) その2:NOVO


(投稿:日本 2010年7月14日、ハワイ 7月13日)


にほんブログ村 音楽ブログへ
にほんブログ村
にほんブログ村 音楽ブログ 思い出の曲へ
にほんブログ村

0 コメント