日本に遅れること、19時間、年末年始滞在地であるハワイも、さきほど2011年を迎えました!
ハワイの年越しのトラディションといえば、やはりFIREWORKSでしょうか。ハワイで一般市民が花火をできるのは、大晦日~新年と独立記念日(7月4日)のみ。新年カウントダウンの花火は世界各地でおこなわれますが、各家庭規模でこれだけの花火があげらるのは、おそらく、ハワイをおいて他にはなかなかないのではないかなぁと思います(ほとんどの花火は、中国からの輸入だと思いますが、多分、中国でも、ここまでではないかと)。

毎年、クリスマスを過ぎるとスーパーマーケットや特設店舗などで花火の販売がスタート。身長ほどもある箱に入った巨大パッケージの詰め合わせなどもあり、この光景は、暮の風物詩のようなものでもあります。



オアフでも、特にカリヒ、ワイパフあたりは、この大晦日・新年花火あたりに気合が入っている方が多く、わたしも、初詣に行きながら、カリヒ地区の一般の方の花火をビデオにおさめてみました。

2010年大晦日~2011年元日 Fireworks:オアフ、カリヒの金刀比羅神社にて撮影

カウントダウンよりちょっと前



カウントダウンよりちょっと後



カウントダウンというタイミングでは、参拝の列に並んでいたので(並ぶといっても日本のような感じではないですけれど)撮影できず。
(神官さんも目線の先は花火です)

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という訳で、YMOもカヴァーしたマーティン・デニー(MARTIN DENNY)の名曲、『FIREWORKS』を聴いてみました。

MARTIN DENNY:FIRECRACKER



『FIRECRACKER』は、1959年発売のアルバム『QUIET VILLAGE』に収録されているので、作られたのは、きっとその前後ですよねこの。曲の創作背景は知らないのですが、ハワイを拠点に活躍したマーティン・デニー、『FIRECRACKER』もハワイのミックス・カルチャーをヒントに生まれた曲なのかもしれません。

ニューヨークで生まれ、ロサンゼルスで育ったマーティン・デニー、1950年代半ばより生活の中心地をハワイとし、メインランドでの演奏活動などが多くとも、12週間おきにハワイに戻って、バンドのメンバー同様、家族との時間をすごしていたのでよね。そして、晩年も、2005年にお亡くになるまで、ここ、ハワイで過ごされたのでした。

夢に描く南の島を思わせるマーティン・デニーのエキゾティカ・サウンドは、いわゆるハワイアン・ミュージックとは異なるものの、とてもハワイしているものでもあるのですよね。

マーティン・デニーのサウンドは大好きで、こどものころに夢見ていた南の島もこんなイメージですが、こちらもきっかけは、細野晴臣さん、というかYMO、それと、ピテカン関係だったりするのですよね。
『FIRECRACKER』も、YMOによるカヴァーとの出会いが先でした。

YMO:FIRECRACKER
『COMPUTER GAME』からのつながりは、まさにFIRECRACKER!爆竹サウンドですね。あがります。
ところで、オフィシャル・ビデオというものがあったのですね。



さきほど、サーチしていて気づいたのですが、USA盤のCD『Yellow Magic Orchestra Usa & Yellow Magi』には、US盤と日本盤が入っているのですね。アレンジもちょっとちがってますが、聴きくらべたことがないので、あらためて欲しくなってしまいました!

ところで、このジャケットに関して最近またなんとなく第何次かの感想をもっているのでが、テクノなサウンドで描くエキゾチックな日本を表現するのにぴったりだなぁとは、以前から思っていましたが、この感じは、マーティン・デニーはじめ、インストゥルメンタル系での女性ジャケットとのオマージュ的な意味合いもあるのかなと。
(マーティン・デニーのアルバムは、いつも違った印象でありながらエキゾチックなサンディー・ワーナー(SANDY WARNER)さんが美しいですよね)


[FIRECRACKERとFIREWORKSイン・ハワイ]
年越しの風物詩であるハワイの花火ですが、安全面や健康面での問題がいつも指摘され(山火事・火災や事故(こどものかなしい被害も)、喘息、心臓病などへの配慮)、この何年か、法案なども検討され、許可証が必要になったり、だいぶ規制はされてはいたのですが、やはり違法な花火をあげるひとたえず、ついに、オアフでは、一般市民による花火が許されるのは、2010年大晦日、2011年新年明けが最後となってしましました。法の施行は、明日、2011年1月2日から。

大晦日・新年花火は、ハワイの移民文化、ミックス・カルチャーのトラディション、禁止になってしまうのは、とても悲しいのですが、たしかにここ数年の事故は、度をこえたものも多く、改造花火なども度をこえてきていたので、複雑な心境です。実際、この法案は住民の意見も反映したものであり、多くのひとも同じような気持ちで、禁止に賛成の声も多かったようです。

度をこえているのは、一部だったりするのですけれどね。ハワイらしい年越しの光景、もう楽しめないのは、なんだか、寂しいです。

ただ、内容を調べてみたところ、爆竹に関しては、5000発までは市が発行する花火購入許可証(有料)で購入、実行できるみたいですね。いわゆる花火類はだめになってしまったようですけれど。
KHON2:Caldwell signs Oahu fireworks ban into law
爆竹は邪気を追い出すという慣習、文化的な意味合いがあるので、そのままということでしょうか。
というわけで、この光景は、まだみることができる訳ですね。

New Years Firecrackers in Hawaii:
ハワイ年越しのFIRECRACKER。0:40ぐらいまで、こどもの歌声での待機時間あり。この光の中での走るシルエット(足元はSLIPPERS(ビーチサンダル)が必須)も、ならではです。



(投稿:日本 2011年1月1日/ 1月2日、ハワイ 2010年12月31日/ 2011年1月1日)


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