本日の天候は雪☃ DVD観賞日和ということで、昨日の『アルプスの若大将』に引き続き、ちょっと気になりどころを考えたり、メモしたりしながら『エレキの若大将』を。
昨日分:映画 アルプスの若大将

若さあふれる感じ、音楽、カルチャーはもちろん、衣装もカラフルで、色の感じがかなりに効いてますね。オープニング、文句なしかっこいいです!

エレキの若大将:当時の予告編
こちらの予告編もオープニング映像からスタート。



この『エレキの若大将』加山雄三さん主演、東宝製作、若大将シリーズの第6作。公開は1965年12月9日。
監督:岩内克己、製作総指揮:清水雅、製作:藤本真澄、脚本:田波靖男、音楽:広瀬健次郎、撮影:西垣六郎、編集:黒岩義民

ストーリーはこちらにリンクさせていただいて
ストーリー(Wikipedia:エレキの若大将)
象徴でもある「勝ち抜きエレキ合戦」をはじめ、カルチャー的なものがまさに凝縮されてますね。
その中での特別出演的な方もすばらしく。
内田裕也さんがエレキ合戦の番組司会だったり、寺内タケシさんがキーとなる「そば屋の隆」だったり、ジェリー藤尾さんの役柄もストーリー的にもキャラ的にもかなり。おばあちゃんのダンス、よいですね。のちに加山雄三夫人となる松本めぐみさんがガールズバンド、アイビー・シスターズのメンバーとして出演。
ホイチョイの馬場さんが細かいコメントしているDVDものもあるのですね。寺内タケシとブルージーンズのことなど、そのあたりのDVDコメンタリーなどに関してはこちらで拝見いたしました。

アラッポ・カーロの備忘録:エレキの若大将

「若大将、やってますね」~「一度、弾いてみたかったんすけどね。そば屋の出前もちじゃね」と、出前にきたそば屋の隆。
はじめてにしては上手すぎます(若大将シリーズは設定など細かいのにこのような矛盾があるところもまたよしで)。



若大将のバンド、ヤングビーツ、エレキ合戦出場シーン。司会、内田裕也さん



キャスト:
田沼雄一(京南大学経済学部、アメラグ部員):加山雄三
星山澄子(リート楽器店勤務):星由里子
石山新次郎(青大将、アメラグ部員):田中邦衛
江口(アメラグ部マネージャー):江原達怡
田沼久太郎(「田能久」の当主):有島一郎
田沼りき(若大将祖母):飯田蝶子
田沼照子(若大将妹、洋裁学校学生):中真千子
そば屋の隆:寺内タケシ
松原路子(クラブ・レジャー事業経営者の娘):北あけみ
赤田(バンド、ザ・シャークス):ジェリー藤尾
井沢:黒沢年男
仁科:二瓶正也
規子(アイビー・シスターズ):松本めぐみ
松原路子の父(クラブ・レジャー事業経営者):上原謙
石原和子(女性審査員):久慈あさみ
番組司会者:内田裕也

そして、今回も気になりやロケ地(推測含む)などについてメモ。
気づき、ロケ地、その他のメモ:
-登場バンド:石山新次郎とヤングビーツ(青大将の名が付く若大将のバンド)、ザ・シャークス(ジェリー藤尾さんバンド)、アイビーシスターズ(リート楽器店にも訪れるガールズバンド)
-映画劇中の楽器はテスコ/ TEISCO。一部除く(テスコのギターに関しては先日も書いてみました→テスコのギター
-オープニングのタイトル、中盤からの日光での演奏シーンからは、同作品の撮影に間に合わせる為に製作されたというヤマハSG-5「ブルージーンズカスタム」の試作品を使用
-ザ・ベンチャーズのノーキー・エドワーズからプレゼントされたモズライト・ベンチャーズモデル(1964年製)を使用
-どんちゃん騒ぎシーン。お座敷においてあるアンプもテスコ(こういうどんちゃん騒ぎっていまはなさそうですね。バカ騒ぎともまた違う感じな)
-ガールズバンド、アイビー・シスターズの登場は発想もよし。衣装もかわいいです。アイビー・シスターズの勝ち抜きエレキ合戦シーンの映像が動画でないのが残念。予告編の2:08あたりにちらりと同じ衣装で登場
-ロケ地:日大文理学部、中禅寺湖、日光レークサイドホテル、戦場ヶ原、日比谷公園
-路子の父経営ラウンジクラブ、クラブF&Fのつくりがよい感じ
-リート楽器店:推測ですが銀座ファイブ内という設定のような気も。お店の向かいにはレナウンのショップ
-衣装協力:VAN
-同年新春東宝8大作:「エレキの若大将」、「怪獣大戦」、「社長旅行記」、「100発100中」、「喜劇駅前弁天」、「馬鹿と鋏」、
「無責任清水港」、「暴れ豪右衛門」。「怪獣大戦」は同時上映。

挿入歌:
最後になりましたが、言うまでもなく、すばらしい歌の数々。

加山雄三:君といつまでも 
作詞:岩谷時子、作曲:弾厚作(加山雄三)、編曲:森岡賢一郎
戦場ヶ原での澄子とのシーン



加山雄三:夜空の星
作詞:岩谷時子、作曲:弾厚作(加山雄三)、編曲:寺内タケシ、演奏:寺内タケシとブルージーンズ
エレキ合戦のシーンと日光でのシーンに使用。田能久再建のきっかけにも。



加山雄三とザ・ランチャーズ:ブラック・サンド・ビーチ
作曲:弾厚作
エレキ合戦のシーン



加山雄三:ランニング・ドンキー(インストルメンタル版)
作曲:弾厚作
アメラグ部の特訓&試合のシーン



ウイリアムテル序曲(エレキ・アレンジ):
『夜空の星』とのコラボで、オープニング&試合のシーンに

金髪のジェニー(エレキ・アレンジ):
エレキ合戦シーン(余談:わたしの父のお気に入り曲なため、得点高し)
ドナウ川のさざ波(エレキ・アレンジ):
若大将&ブルージーンズが演奏。これ、すごく印象的でした

その他、映画全体のサウンドがすばらしくオルガン効きまくりなサウンド、ジャズっぽい『春よ来い』(青大将と澄子のシーン)もよいですね。

シリーズの中でもお気に入り作品とあげられることも多い『エレキの若大将』、パチンコ版でもいろいろなモチーフ、ギミックにも使われてますね。フラッシュギターも出現



(投稿:日本 2011年2月11日、ハワイ 2011年2月10日)


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