きょう、3月1日はビキニ・デー、1954年3月1日、アメリカがミクロネシアのマーシャル諸島のビキニ環礁で水爆実験「ブラボー」を行った日。日本のマグロ漁船「第五福竜丸」に放射能による被害をもたらしただけでなく、約1000隻以上の漁船が死の灰を浴びて被曝。
朝日新聞:Vol.34 第五福竜丸ビキニで被曝 守り続ける「死の灰」の記憶 昭和29年3月1日(1/2)- 昭和史再訪セレクション - 地球発 - [どらく]

240km離れたロンゲラップ環礁の島民も被爆し、いまだ島にも戻ることができません。たいへんな被害をうけたサンゴ礁も回復してはいるものの絶滅してしまった種はもう戻ることがありません。

広島型原爆の1000倍ともいわれるブラボー実験の水爆、そして、このブラボーだけではなく、1946年から行われたアメリカによる水爆実験は計67回におよび、多くの美しいものを失いました。

Atomic Bomb Test at Bikini Atoll:ビキニ環礁水爆実験



ブラボー実験から30年後、日本のデュオ、吉田仁さんと竹中仁見さんのSalon Music(サロン・ミュージック)が、音楽でのメッセージを届けてくれました。当時、高校生、この曲に出会い、メッセージを受け取り、いまでも、ビキニ環礁の悲劇を思うたび、この『PARADISE LOST』を思います。

SALON MUSIC:PARADISE LOST(1984):BIKINI MIX 12インチ・ヴァージョン
吉田仁:ボーカル、キーボード、ギター、プロデュース
竹中仁見:ボーカル、キーボード、プロデュース
高橋幸宏:プロデュース、ドラムス、パーカッション、キーボード
白井良明:ギター、岡田徹:キーボード、中原信夫:ベース



爆発の直前の時間が止まったような光景を感じるイントロ。
One day soldiers came and said "We are friend's of you"

Lyrics(一部):

They were pushed to the bottom
No rights No Choice
Flashes of tomorrows papers pass their mind's today
The sun blazed down on the people
The game starts it's over
And the'll never get tomorrows news
In the papers, on the air

………

Once upon a time there was a beauty paradise
One day soldiers came and said
"We are friend's of you"
The sun blazed down on it;s people
Just like a warning light
They can never go back home, an island of lost hope

「僕らは君たちの友だちだよ」と言った人たちの。
Operation Castle:キャッスル作戦



Bravo, February 28, Bikini, 15 megatons
Romeo, March 26, Bikini, 11 megatons
Koon, April 6, Bikini, 110 kilotons
Union, April 25, Bikini, 6.9 megatons
Yankee, May 4, Bikini, 13.5 megatons
Nectar, May 13, Enewetak, 1.69 megatons

核実験の衝撃で長年の眠りから目覚めた水爆大怪獣「ゴジラ」。公開は、1954年の11月。反核の作品としてのメッセージも。

ゴジラ(1954) 予告編(日本語)
埋め込めなかったので英語版:


あとから発見!そういえば前にも気づいてたかも…
テレビ出演映像もありました。「夜のヒットスタジオ」ですね、きっと。



SALON MUSICは以前にホンダCR-Xでもとりあげています。いつ聴いてもよいですね。
ホンダ バラード CR-X  サロン・ミュージック (Salon Music)
あいかわらずクローネンブルグのCMはみつからないです…

大好きなSALON MUSICとの最初の出会いはこちらでした:)
TRA Vol.2 (Winter 1982) Side-B pt.1:



(投稿:日本 2011年3月1日、ハワイ 2011年2月28日)


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