雨の多い梅雨、いい時期だなぁと思ったことはあまりないのですが、ご近所散歩で季節を感じたりしているうちに、なんだか、六月がだんだんと好きになり、「夏は、夜。月のころはさらなり。やみもなほ…」などと、こどもの音読課題、枕草子に毎日つきあったりしていることもあるのでしょうか、最近は、6月の夜を歌った曲のことなど考えています。

そういえば、この曲も、六月の月夜。

I stand at your gate
And the song that I sing is of moonlight
I stand and I wait
For the touch of your hand in the June night
The roses are sighing a moonlight serenade

薔薇の花の咲く、六月の月夜、
"gate"と"wait"、"moon light"と"June night"というライミングも美しい『ムーンライトセレナーデ MOONLIGHT SERENADE』。

グレン・ミラーが作曲し、自らのグレン・ミラー楽団のバンドテーマともなっている曲ですね。もともとは曲だけであったものに、1この美しい詞を書いたのは、ミッチェル・パリッシュ。
インストゥルメンタル、ボーカルともに、そのときどきの時代の流れやアーティストの持ち味、アレンジャーのセンスなどを感じるたくさんのカヴァーがありますね。

もうすぐ、六月の満月なので、おなじみのものから、はじめて聴いてみたものなど、きょうは、いくつかの自分の好きなヴァージョンを聴いてみました。

FRANK SINATRA:MOONLIGHT SERENADE(1965年)
シナトラに、とても似合います。詞がひきたってますね。



大空はるみ:はるみのムーンライトセレナーデ(1982年)
加藤和彦さんプロデュースのTANTANさんヴァージョン:) アレンジは、清水信之さん。とっても、この頃の加藤和彦さんを感じる、音で(加藤さんはこの頃かなり清水さんのアレンジには信頼をおいてた、というか)、TANTANのおとなっぽくありながらきよい甘さがとても好きです。日本のこの季節にも似合うような。
このアルバムも、なんとか再販を…



小野リサ:ムーンライトセレナーデ(1999年)
こちらのヴァージョンもすてきですよね。ちょうど、ハワイにいたりしたので、三菱・パジェロイオCMで使われていたのは知らなかったのですが、Blipなどで拝聴し。



歌詞なしのものから、本日、聴いてみて、気に入ってしまったのは、こちらの2曲。

DEODATO:MOONLIGHT SERENADE(1974年)
デオダートの、はじめて聴きました。アルバム欲しいです



FRANCK POURCEL:MOONLIGHT SERENADE(1976年)
MOOGっぽい音とオーケストラという、相当に好みなアレンジ。フランク・プゥルセル、やっぱりよいですね。



[日曜の夜の思い出曲]
『ムーンライトセレナーデ MOONLIGHT SERENADE』は、母の実家へのおでかけ帰り、いとこたちと遊んで楽しい時間、父の車の中、夜の首都高の光景を眺めながら、そのまま眠ってしまう、という日曜の終わりの思い出曲でもあります。
(この曲の前に、「キャラバン」とかもあるのですけれどね。8トラでした、ガチャっと)

GLENN MILLER:MOONLIGHT SERENADE



(投稿:日本 2011年6月14日、ハワイ 6月13日)

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