約ひと月のハワイ滞在も、いよいよ最後の夜となりました。

今回の滞在は、これから、住処を貸すための準備だったりしたのでした。なので、いつもより、だいぶヘビーに片づけを。
ほんとは、昨日中に荷物はまとめ、今宵は、のんびり(すこししんみり)、などとも思っていたのですが、片づけ、自分としては早めにとりかかっていたのですが、やっぱり前日にばたばたと、です(でも、いつもよりは気分的にも余裕なので、そこは進歩)。一度、パッキング終えて、なんだか詰めすぎだなぁと、再考したり。すこし預けていく荷物があるので、それをやや増で対応にいたしました。

この決断は、今後のための有効策、長期的な将来のことも考えての希望ある選択。でも、やっぱり、ちょっとさみしいです。

今夜は、荷づくりしながら、口ずさんでいたりしていた『Now Is The Hour』を。

Frank Sinatra:Now Is the Hour (Reprise 1962)



この曲にはじめて出会ったのは、うちにあったフランク・シナトラ『Sinatra Sings Great Songs from Great Britain』というアルバムでした。



高校生のころ、父や母の昔のレコードを聴きはじめて、その中でも、このアルバムは、大好きなお気に入り(もちろんいまも大事にしております)。収録曲は、ロンドンのロマンスや旅情を感じるような、とてもとてもすてきなアルバム。
ほんとうに大切な一枚。
このアルバムは、後にして思うと、昔の曲を聴きはじめるきっかけとなったものかも、とも思います。

『Now Is The Hour』、『今し別れの時』という、邦題もよいですね。せつなくもありながら、すてきなメロディー。

その後、ビング・クロスビーやさまざまなシンガーの方たちも歌っていることを知り。シンガー、歌詞も送る立場だったり、去る立場だったり。

きょうも、動画調べてみたら、いままで聴いたことがなかった、マーガレット・ホワイティングなど、すてきなヴァージョンもあったので、ちょっと再生リストに♪
テレサ・ブリュワーのヴァージョンは、ハワイっぽいです(アルバムのテーマがですね)。

Bing Crosby/ Margaret Whiting / Vera Lynn/ Teresa Brewer/ Guy Lombardo and his Royal Canadians/ Marty Robbins Sings/ Frank Sinatra/ Ken Griffin



いろんなヴァージョンがあることを知ったのは、その後、そんなに時間が経ってからではないのですけれど、オリジナルというか、原曲となるものがあったということを知ったのは、何年も経ってからのことでした。

この曲は、もともとは、マオリ(ニュージーランド原住民および原文化)の『o Atarau』フェアウェル・ソングなのですよね。このことは、自分がポリネシア文化に深く興味を持ち、こちら大学にふたたび入って勉強したことで知り。
(同じメロディーで、他の歌詞、賛美歌的なものもあります)

Wiki Baker:Po Atarau



作に関しては、いろいろと、すこし事情があるようですが、クレメント・スコット(Clement Scott)、マエヴァ・カウハウ(Maewa Kaihau)、ドロシー・スチュアート(Dorothy Stewart)ということになっています。

ハワイの歌ではありませんけれど、ここでも、別れの曲として耳にすることも。

また、いつか戻るということで…でした。
船旅時代にくらべれば、飛行機で~、です。
けっこうな時間離れていても、知り合いだけでなく、街のひとも、わたしのことを覚えてくれたりしたの、とてもうれしかったです。住み慣れた地も、今度からは旅人気分で楽しみます:)
(ホテルやコンドミニアムだったら、帰国前の寝具、タオルの洗濯や掃除もやってくれますしね)

(投稿:日本 2011年8月10日、ハワイ 8月9日)

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