3泊4日でスキーと観光、はじめての北海道旅行にいってまいりました。冬の北海道、とても寒いけれど、雪の世界はなんともすてきで。札幌滞在であちこちぶらぶらと、お散歩的なものやきれいなもの、おいしいもの、たくさん。そして、もちろん、音楽の発見や再認識などもありましたので、こちらの音楽ブログではそのあたりも思い出メモφ(.. )

一日目は午後半ばから札幌市内観光。雪がかなり降っていたのでゆるめに。札幌時計台やテレビ塔を見学。

北海道一日目:写真スライドショー


札幌時計台といえば、札幌のランドマークということで、時計台が使われているレコードジャケットや時計台が歌詞に登場する歌など音楽関連展示もあり。開拓時代の面影をのこす建物としての魅力はもちろん、気軽な見学スポットとして楽しめました(大人200円、小・中学生無料と拝観料も良心的)。
ようこそさっぽろトップページ 〉札幌の観光名所 〉札幌市時計台(旧札幌農学校演武場)〈国指定重要文化財〉

From 北海道 2012 冬 Day 1
From 北海道 2012 冬 Day 1

その中で、かなり惹かれた展示あり。
1923年、大正12年に高階哲夫によって作詞、作曲されたという歌、『時計台の鐘』に関するもの。時計台が歌われた歌としては、かなりはじめのものなのだと思います。

From 北海道 2012 冬 Day 1
From 北海道 2012 冬 Day 1

時計台の鐘:
作詞・作曲:高階哲夫、歌:相沢ます子(高階ます子)

こちら映像も展示のものからですね。なんともおだやかな、とてもすてきな曲でした。



時計台の 鐘が鳴る 
大空遠く ほのぼのと 静かに夜は 明けて来た 
ポプラの梢に 日は照り出して きれいな朝に なりました 
時計台の 鐘が鳴る

時計台の 鐘が鳴る 
アカシヤの木に 日は落ちて 静かに街も 暮れてゆく 
山の牧場の 羊の群も 黙ってお家へ 帰るだろう
時計台の 鐘が鳴る

東京音楽学校出身の新進バイオリニストだった高階哲夫が、アルト歌手の相沢ます子(旧姓)と共に、ます子の故郷の札幌で演奏会を開いたそう(演奏会は北海タイムス新聞 で酷評されたそうなのですが)、その時に友人と巡った札幌の風景を東京にもどり、曲にしたのが『時計台の鐘』なのだそうです。その後、何度かの手直しを経て1927年(昭和2年)に楽譜が出版されたという。初レコード化は、昭和6年4月に、高階氏のピアノで夫人のます子さんが独唱して録音。

ボニー・ジャックスの「20世紀の愛唱歌 Vol.1-昭和のあけぼの
」などにも収録。また「時計台の鐘」の知られざる誕生物語はCDつきの本にもなってるのですね、「響け「時計台の鐘」

高階哲夫さんのこと、もうすこし知りたくなりました。
時勢のことあり、氏がてがけた曲には軍国的なものもあったようですね。

高階哲夫:
本名は高階哲応。富山県滑川市出身、明治29年(1896年)3月5日生、昭和20年(1945年)4月17日没。初期は小田進吾という名で活動もされていたようです。
d-score:高階哲夫のワーク一覧


(投稿:日本 2012年1月10日、ハワイ 1月9日)

にほんブログ村 音楽ブログへ



0 コメント