きょうは、東京に雪がふりました。
この冬、3度目の雪でしょうか(ちょっとした粉雪はほかにもあり)。

先週は、春めいたあたたかい日もあり、あぁ、このまま春になればよいのにと思っていたのですけれど、また、冬にぎゃくもどり(雪そのものは大好きなのですけどね☆)。まだ、春はすこし先なのでしょうか。もう春がきているようで、まだなような。植物たちをみていると、足音はきこえてきているような気がするのですけれど。
わくわくと春のような、でもそうでもないんだなぁとおもうとすこし気分が。。であったり

But I feel so gay in a melancholy way

まさに気分はそんな感じです。

『It Might as Well Be Spring(春の如く)』は、1945年の映画『ステート・フェア』での劇中曲。しばらくのあいだ、気にしてきているリチャード・ロジャース&オスカー・ハマースタインⅡの作曲、作詞もの。アカデミー主題歌賞受賞作品ですね。

でも、『ステート・フェア』は、いまだ観たことがなく、出会ったのはカヴァー作品からでした。

はじめて聴いたのは、かなりまえに、たぶん、スタン・ゲッツとジョアン・ジルベルト、ボーカルがアストラッド・ジルベルトのもの。アストラッド・ジルベルトのボイスが、なんともいえずのこの曲に似合い。
タイトルであるとか、曲を意識したのは、こちらからなのですよね(はじめてではなかったのかもしれませんけれど)。

Astrud Gilberto:It Might as Well Be Spring



柳やクロッカス、薔薇の蕾など、春を感じる植物やナイチンゲールがでてくる歌詞も好き。でも、それは、あくまでも、そんな春のような感じという、あいまいなところも。デイドリームな。

映画でのシーンはこんな感じなのですね。

It Might as Well Be Spring - R&H's State Fair(1945年)



いままで聴いたものでのお気に入りは、さきのボサノヴァものなのですけれど、ここしばらくで出会ってよいなぁと感じているヴァージョンをいくつか。

ブロッサム・ディアリーのフランス語のヴァージョンがとてもとても。

Blossom Dearie:It Might As Well Be Spring(1959年)



インスト、日本のジャズメンによるものでの最近のきゃーすてき☆ジョージ大塚トリオ、かっこいいですね。メンバーは、ジョージ大塚さん、市川秀男さん、寺川正興さん
(このライブ・アルバムほしいのですけれど、ちょっと。。おねだんが。よい出会いをまちます)

GEORGE OTSUKA TRIO:It Might As Well Be Spring



Ray Conniffのヴァージョンもすてき☆アルバム『The Ray Conniff Hi-Fi Companion』

Ray Conniff:It Might As Well Be Spring (1958)



そのほか、もちろん、大御所シンガーたちのヴァージョンもよいのです。

明日からは3月。はやく、「如く」ではなく、ほんとうの春がきてほしいです。


(投稿:日本 2012年2月29日、ハワイ 2月28日)

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